VOGUE girl FASHION UNIVERSITYから学んだのは、「僕」だった。
08 9月, 2013
尊敬する女性リーダー、ラルフローレンの加賀谷真理さんにお誘いを頂き、行って参りましたVOGUE GIRL FASHION UNIVERSITY。正直どんなことが行われるのか全く分からず、「まぁVOGUE girlのプロモーションイベントだろ」くらいにしか思ってなかった。ちなみにアジェンダはこんな感じ。
12:00 ~ 12:15 開校式 挨拶 『VOGUE girl』 編集長 渡辺三津子
12:15 ~ 13:05 『ファッション編集者のお仕事』軍地彩弓(『VOGUE girl』クリエイティブ・ディレクター)
13:15 ~ 14:05 『ファッションの仕事論 –コミュニケーションスキル編-』加賀谷真理(ラルフ ローレン ジャパン バイスプレジデント マーケティング,コミュニケーション & PR) 等
300人の女性参加者の中に、男性3−4人という久しぶりのアウエイ感。まずは『VOGUE girl』 編集長 渡辺三津子さんのご挨拶。「ファッション業界は多くの女性が憧れるが、非常に狭き門でそこにどう行けばいいのかも分からない。そこで働いている人ともつながれない。だからこのイベントは、ファッション業界を目指す若い人たちにそこで働くことの実情を伝えたいという思いで立ち上げた。」と。お、、なんかαALPHA LEADERSでよくαメンバーの学生たちに伝えている内容だぞ。。
300人の女性参加者の中に、男性3−4人という久しぶりのアウエイ感。まずは『VOGUE girl』 編集長 渡辺三津子さんのご挨拶。「ファッション業界は多くの女性が憧れるが、非常に狭き門でそこにどう行けばいいのかも分からない。そこで働いている人ともつながれない。だからこのイベントは、ファッション業界を目指す若い人たちにそこで働くことの実情を伝えたいという思いで立ち上げた。」と。お、、なんかαALPHA LEADERSでよくαメンバーの学生たちに伝えている内容だぞ。。
『ファッション編集者のお仕事』軍地彩弓さん(『VOGUE girl』クリエイティブ・ディレクター)の講義が始まる。この分野の面白い部分も辛い部分もわかっている軍地さんのコメントは、何も隠さず、仕事の現実をしっかりと伝えたものだった。
「私達の仕事はファッションをストーリーとして読者に伝える仕事。自分の感性を磨き、世界からどんどんインプットし、多くの女性がより美しくなれるようなストーリーを伝える。その情熱が最も大事。」
「ファッションは、くりかえすもの。しかも世界でつながってる。70年代のファッションのように、とか、ローマの休日のあのシーンのように、とか、そういうイメージで世界のクリエイター達と会話できることが大事。クラシックの映画、美術、音楽などありとあらゆるものに20代の内に触れておけ。そして、英語はやっとけ!」
おお、これは、よくαALPHA LEADERSで企業リーダーの方々が言っている話と似てるぞ。。
そして、加賀谷真理さんのお話は、圧巻だった。Fendiでの国立競技場や万里の長城を借りきったお話、ラルフローレンでのお仕事など全てのビジネスパーソンに聞かせたい珠玉のアドバイスの数々。以下は、備忘的に書いたものをシェア。
・イベントは、メディアに載せないとダメ
・ネゴシエーション力は大事
・上司を気持ちよくする努力をしてなんぼ
・どんな人とでもうまくやろうという決意を持って仕事をしている
・悪口は言わなければ、言われない
・0.1%でも悪いと思ったら、100%謝った方がいい
・ホウレンソウ(報告連絡相談)は徹底すること
・自信を持ったように振る舞うだけでも他人から見え方が違う
・パッションをもって話すべし
・美しい日本語を話すべし
・姿勢を正すこと
・あなたをどこにだしても恥ずかしくない、と思われるように努力すること
・職場では泣かないこと
・英語は必須
・気配り、目配り、必要なときは、お金も使う
・兎に角、「気配り!」
・御礼や感謝の気持を手紙やちょっとしたプレゼントなど「カタチ」で返すことも大事!
・最後は、パッションとスマイル!!
詳細は、ぜひ今度αWomanでお話を頂きたいが、これからファッション業界を目指す若い女性たちに包み隠さず、等身大で、力いっぱいエールを送っておられたのが印象的だった。300人の女性たちは、必死にメモを取っていた。
しかもこの日は表参道付近のほとんどのファッション系のお店が協力しFashion's Night Outが行われた。これはUS版『VOGUE』の編集長アナ・ウィンターの呼びかけで2009年に始まった。パリ、ミラノ、ロンドンをはじめ、世界19カ国のVOGUEがグローバルに一致団結し、ファッション業界の活性化と、景気回復の促進を目的として開催する、深夜までショッピングを満喫できるショッピング・イベント。
ここまで聞いて、初めてVOGUEという雑誌の本質を少し理解できた。VOGUEは、ファッション業界の繁栄、ファッション業界を支える人材の育成、そして、ファッション業界を支えるブランド、デザイナー、クリエイター、マーケッター等全ての人々の一致団結を実現しようとしている。しかも世界的に。
「景気が悪い」、「物が売れない」、「女性の活躍の場がない」、「いい人材がいない」などなど。文句を言うのは簡単だ。
大事なことは、なんとか状況を良くしようという努力だ。「皆でこの状況を変えてやろうぜ」という一致団結した努力。このような努力を業界として取り組んでいる例は他に知らない。子どもだましのキャリア教育やインターン・プログラムではなく、大人が本気で若い人々に伝える、大人が本気でビジネスをする。これからの子ども達のために、これからの社会のために。
VOGUE girl FASHION UNIVERSITYで、僕が学ばされた。とても多くのことを。
この学びを頂いたすべての関係者の方々に心から感謝をするとともに、僕自信も更なる努力をすることをコミットします。
ほんとうに感謝です!Thank you.
TJ