12 11月, 2013
最近は、「考えずに、動け。」と多くの人に伝えています。
ただ、出来ない人が非常に多い。特に偏差値が高い人に「考えすぎて、動かない」傾向がある。考えるという行為は、自分の過去の知識や経験のデータベースから類推して結論や判断を引き出す行為です。これが将来何をすべきか、という意思決定に役に立つ訳が無いからです。
例えば、人と30分話すかどうか、という判断を求められるとします。色々やることあるし、面倒だな、と思うこともあるかもしれません。この人と話して何かプラスになるのかな、と思うかもしれません。それらはすべて過去データベースからの「類推」でしかありません。多くの場合、自分が予想しなかった話の展開になったり、知らなかったことが知れたり、新しいことを一緒にやろうという話になったりします。このようなアウトプットになることを、事前に予想・予知・期待することは不可能です。
また、相手が有する知識、経験、ネットワーク、アイデアを予想することも難しいです。こちらが考えていること、やりたいことにとても貢献してくれるアイデアや協力をどのくらいしてくれるか、なんて分かりません。相手の持ちうる「資産」が見えない状態で、その人と30分会うかどうかの意思決定をすること自体「誤り」です。
つまり、この場合、「考えずに、会うことだけを決める。」ということが正しい行動です。
会えば、きっと自分が予想しないことが手に入る、くらいでいいです。
僕の周りで「こいつは凄いな!」と思う人は殆どこの思考です。つまり「行動力がある」というのは、ほぼ頭では考えずに「やってみる」ことをルーティン化出来る人のことを言います。ぜひみなさまも、「考えずに、動く」をルーティン化してみて下さい。世界が変わりますよ!
次回はもう少し深い話をします。