12 8月, 2013
多くの社会人のMBA留学相談に乗っているが、彼らはだいたい以下に分類される。
1.時間、労力、資金を一気に投入して、TOEFL、GMAT、ESSAY等同時に進めるタイプ
2.時間、労力、資金を一気に投入できるが、「まずはスコア!」ということでTOEFL、GMATだけに集中するタイプ
3.「まずはスコア!」ということでTOEFL、GMATだけに集中するタイプ
欧米トップMBAに合格するタイプは、間違いなく「1」である。
このタイプは大抵仕事も出来、社内での評価も高い。なぜなら、彼らはマルチタスクができ、プロジェクトマネジメント能力に長けている。更なる自分のステップアップを目指して欧米MBAを目指すタイプ。大体受験にも成功しており、東大早慶等出身。何をどのようにすれば、成功するかがわかっている。僕のようなアドバイザーの使い方もよくわかっており、無駄がない。
2や3の「まずは、スコア!」の人は、順序立ててやることが好きな人である。お受験には成功してきたが、おそらく社内の評価はあまり高くない。なぜならマルチタスクやプロジェクトマネジメントがあまりうまくないから。一つ一つやろうとすることはいいが、それがうまくいかない場合は、他の重要部分の対応が遅れることになり、本来の目的を達成できない。TOEFL、GMATに集中するばかりで、時間だけが過ぎていく。点数は思ったようにでない。締切は迫る。取り敢えず、エッセイを突貫工事で出せればいいが、殆どは点数がでずに出願せずにフィニッシュする。社費留学生は、エッセイは出さないといけないので出すのだが、生煮えなのでトップスクールのアドミッションが膝を打つレベルには到底到達しない。
MBA出願で最も大事なのは、「エッセイ」である。
エッセイは、内容をブラッシュアップし続けること、深め続けることが大事だ。つまり時間がかる。TOEFLやGMATよりもずっと先に始めるべきものである。これを理解せずに「まずはスコア!」という人は、間違いなくGREではなく、「取り敢えずGMAT」を受ける人たち。おそらく、飲み会でも「取り敢えず、ビール」を頼む思考停止層である。
物事の本質を捉え、正しい戦略を創り、プロジェクトを成功に導くチカラ。
これもMBA出願では大事なんですよっ。