12 8月, 2013
昨日話しをしたαMBAアドバイザリー生は、小学校の時に「日本の教育は時間の無駄である」と悟って、学校に行かなくなったという。その後、米国ボーディング・スクールにいき、大学で一度日本のトップ大学に戻ってくる。その後、米国トップ大学院を卒業し、これから米国トップMBAを目指そうとしている。彼女との会話は示唆に富んだ。
結局、教育と労働市場により、人々の可能性が制限されていく。世界に開かれたフレキシブルな労働市場があるところには世界中から人々が集まり、そこで生き抜くための教育が提供される。日本のように世界に閉ざされた固定化した日本語をベースとした労働市場では、人が海外から来ないし、国内の人材も動かないので、日本の教育が変わらない。日本の雇用流動性を高めるためには、このまま日本企業の自滅を待てばいいのだが、それは今の人材と子ども達の犠牲の上に成り立つ選択肢である。日本の教育は今のやり方をやっていては変わり様がない。
賢い人は何をすべきか。米国のような流動的かつ世界に開かれた労働市場に挑戦すべきであり、そのための教育を受けに行くべきである。今直ぐに。いろんな「言い訳」があるだろう。だが、たとえば十分な資金があれば、すぐに世界に飛び出すのではないだろうか?すぐに自分の子どもを留学させるのではないだろうか。それを現在実現できている人は一部の富裕層であるが、サラリーマン家庭でも「お前に遺産は残さないから、頑張ってこい!」といって高校や大学から欧米大学に出す例もよく聞く。
人口減少傾向で、世界に閉ざされた、固定化した労働市場である日本で、変わらないハコ型教育を受け続けることが、どれだけあなたやあなたの子どもの未来を閉ざすことになるのかを理解すべきである。金の問題は、直ぐに解決しないがαALPHA LEADERSとしては、今その課題解決施策の一つとして「留学資金クラウドファンディング」を計画している。うまくいくかどうかわからないが、これしか良いアイデアが浮かばないので、やってみることにした。これは学生支援機構のような「貸付金」型奨学金ではなく、完全に無償提供の資金を多くの人々から善意で集めることを想定している。
日本を出ろ。
この国の教育も労働市場も、残念ながらグローバル基準ではない。そこでトップクラスになったって、英語で世界と対等にディスカッションし、ビジネスを組み立てられなければ、あなたの未来も限定的だ。